2008年05月13日

甦りし不死の王

前回までのミイラ2体は一応前振りと言う事で
今回からはスポーンの最新作「AGE OF PHARAOHS」を
紹介して行きます。

今回のシリーズはエジプト神話の中でも
もっとも有名な「オシリスとイシスの物語」をベースに
スポーン風にアレンジして、そのキャラクターを
立体化しています。

この神話は非常に「スポーン」本編と似た部分が多く、
逆に何故今までフィギュアのモチーフにならなかったかが
不思議なくらいです。

今回はまず主人公「スポーン・ジ・イモータル」の紹介です。


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SPAWN SERIES33 AGE OF PHARAOHS
SPAWN THE IMMORTAL
(MACFARLANE TOYS/2008)


「我は疫病なり。我は荒れ狂う嵐なり。我は空を覆い尽くす蝗の群なり。
我は憎しみにして飢餓、腐敗にして破滅である。
オシリスは蘇った。真なる王は戻り、厳格なる審判を下すだろう」


死の国から蘇った際にオシリスが残した言葉



フィギュアの紹介を読む

SPAWN THE IMMORTAL/スポーン・ジ・イモータル

偉大なるファラオ「オシリス」は彼自身の弟である「セト」と
その72人の共謀者達の手によって暗殺され、
彼の王国は専制君主によって支配される暗黒の時代が訪れた。
しかし、神は時として奇妙で気まぐれな判断を下す。
オシリスが死の世界にたどり着くと同時に
ジャッカルの頭を持つ死の世界の王「アヌビス」により、2つの選択肢を示された。
ひとつは有限なる命を持つものの義務として、審判を受け、来世を目指すというもの。
そして、もうひとつは新たなる運命を受け入れ、元いた世界に戻り、
オシリスが心から願う、彼から命を、息子を、妻を、王座を、
あらゆるものを奪った者達に対してへの復讐の道を探すというものだった。

憎しみが胸に抱え、オシリスはアヌビスの条件を受け入れ、
死の国「ドゥアト」と闇に包まれたもう一つの奇妙な死の国「ツアト」の
険しい領内を抜ける、長き旅路に就く。
この死の国を巡る旅はオシリスの精神と肉体の限界を試す為のもので、
最終的に生の世界に戻り、復讐を果たすまでに
幾度と無く「誘惑」に襲われる事となる。
仮に彼の決心が揺らいだり、間違った愚かな選択を選んだ瞬間に、
彼の魂は見捨てられ、彼の復讐心は満たされる事なく、
来世へと送られる事となるのだ。

8年後。

生なるものの領域において、偉大なるエジプトは厳しい時代を迎えていた。
セトによる支配は多くの犠牲者をうみ、ファラオを打ち倒そうとする
革命軍との衝突は激しさを増し、多くの人々の間には不安と疑念が広がっていた。
そんな中、オシリスは再びこの世界に蘇ったのである。
彼が死んでいる間、多くのものは変わってしまったが、
ただ一つ変わらなかったものは彼の弟と
喜び勇んで彼の命、王国、家族を奪った者達への憎しみだけだった。

死の国の底から蘇り、死そのものを覆す程の
想像を絶する力を手にしたオシリスは
全ての復讐を受けるべき者に対しての報復を開始した。
しかし、彼は知らなかった。
彼の妻と愛しい息子が生き残っており、さらには
亡くなった夫、そして父の名においてセトを打ち倒し、
その王座を取り戻す為に戦っていたことを…。

かくして、戦いは始まった。
8年の長き時の後に始まりの一撃が放たれ、
エジプトに戦乱の時代が訪れた。
それは人類がかつて体験したこともないような戦いであり、
後に人の歴史が進むべき道を永遠に変えてしまうものであった…。



神話の中の「オシリス」

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エジプト神話におけるオシリスは人間でなく神様です。
大地の神「ゲブ」と天空の神「ヌト」との間に生まれた
5人の兄妹神の長男であり、妹に当たる「イシス神」を妻とし、
太陽神ラーの後を継いで神々の王となります。
オシリスはもともと植物や農耕の神様で、
エジプトのみならず、外国にも赴き、
人々にも農耕を初め音楽や芸術など様々なことを教え、
「文化」を育てました。
しかし、その平和的なやり方に納得行かない戦いの神であり、
オシリスの弟でもある「セト」は、
兄を罠に掛け殺し、王位を奪おうとします。
遠征から帰ってきたオシリスを招き、労いの宴を開いたセトは
そこに豪華な棺を用意し、こう言った。
「この棺にぴったり合うものに、この棺を与えよう」と。
オシリスがその棺に横たわるとぴったりとサイズが合います。
それもそのはず、この棺はもともとオシリスのサイズに合わせて作られていたのです。
オシリスが棺に入るとセトは仲間とともに蓋で封をし、
棺ごとオシリスをナイル川に捨ててしまいます。
そのことを知ったイシスはオシリスを探しに
遠く地中海のビブロスまで赴き、遺体を取り戻します。
しかし、隠しておいたオシリスの遺体は偶然にもセトに発見されてしまいます。
セトはオシリスが復活出来ないように、今度はオシリスの体を14に切断し
再びナイル川に捨ててしまいます。
しかし、イシスは決してあきらめようとしません。
その他の神々の協力を得て、1部分を除いてオシリス神の体は回収され
「アヌビス神」の手によってミイラ化の処理を受け、蘇ります。
そしてイシスの間に「ホルス」という息子を残しますが、
体が不完全故に生者の世界に留まることが出来ず、
死の国に赴き、そこで王となりました。





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細かい装飾は施されていますが
至ってノーマルなスポーンのデザインが
ベースになっています。
神話の中のオシリスは植物の神であり
もともと緑色の肌をしていますが、
このオシリスも寄生服ではなく
実は肌がそのまま黒くなっているのかもしれません。


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おそらく冥界に生息していたのであろうと思われる
生物の頭部の骨をマスクとしています。
首には蛇が一匹巻き付いています。


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マスク、襟巻きは脱着可能。
外すとオシリスの素顔出て来ます。
こちらも基本的にはベーシックなスポーンの
デザインをベースにしていますが
鼻や口はそのまま露出しています。


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右手には杖状の剣を、
左腕には盾を装備する事が出来ます。
どちらもデザインに「アンク」が
取り入れてあります。


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基本的には固定ポーズのフィギュアですが
上腕や手首の回転を利用して多少のポージングは可能です。
全体的なディテールは「エジプト」らしさよりは
「スポーン」らしさがメインになっているように
感じます。

シリーズの他のフィギュアがエジプトのモチーフを
取り込んだデザインになっている故に
スポーン寄りのデザインになっている
オシリスの「異形さ」が際立ちます。
飾っていても非常に「様」になるフィギュアです。


33_spawn20.jpg 33_spawn21.jpg

「スポーン」として巨大な力を与えられ
この世に舞い戻ったオシリス…。
やがてその力が人間界のみならず
神々の運命すらも変えて行く事になるのです…。

以上今回の物語の主人公オシリスの紹介でした。

posted by JOSH | Comment(0) | TrackBack(0) | McFARLANE TOYS
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