2010年02月09日

アーカムを行く(前編)

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放置する事1ヵ月あまり。
最近なにをしてたかというと
アーカム精神病院を毎夜徘徊してたわけです。
このブログを覗いてくれる人で
プレイ環境の整っている人には是非ともお薦めしたいので
このブログ初のゲームの紹介を
徒然なるままに書き綴ってみたいと思います。
短くまとめる気は皆無です。

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BATMAN ARKHAM ASYLUM
(EIDOS/rocksteady Studio/2009)


このゲームはイギリスのrocksteady Studioが開発を、
トゥームレイダーやヒットマンなどの人気シリーズを持つ
EIDOSが販売を担当し、2009年夏に
PS3、X-BOX360、PC版が発売されました。
このゲームは多くのゲーム批評家から好評価を得、
海外サイトのレビューの得点をまとめる
「Metacritic」において平均91.67点を達成し、
「これまでに最も高い評価を得たスーパーヒーローゲーム」として
ギネスワールドレコードに登録されました。
(ちなみにこれまで最高点はカプコンの「マーヴルVSカプコン2」の9.0点)
日本ではEIDOS社を買収したSQUARE ENIXがローカライズと販売を担当し、
2010年1月にPS3、X-BOX360の2機種で発売された。


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ジョーカーによって支配されたアーカム精神病院における
バットマンの戦いを描くというストーリーをみるに
このゲームのベースとなっているのは
デイブ・マッキーンとグラント・モリソンによって描かれ、
日本語での翻訳版も発売されたグラフィックノベル、
「BATMAN ARKHAM ASYLUM : a serious house in serious earth 」で
あると思われますが今作では
その他のアーカム精神病院を舞台としたコミックからの設定や
キャラクター、多くのゲーム的要素も付け加えられており、
グラフィックノベルの内容とは大きく異なったものとなっている。
だがバットマンとしての世界観が見事に構築されているのは
ポール・ディニがシナリオに参加しているからだろう。


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バットマン好きな人にはいまさら言うまでもないのだが
ポール・ディニはアニメーター、ブルース・ティムと共に
「BATMAN THE ANIMATED SERIES」を立ち上げたプロデューサーで
それ以外にもライターとしてバットマンやDCコミックの
シナリオを数多く担当しており、
日本でも「マッドラブ」「ハーレイ&アイビー」
「ウォー・オン・クライム」「ピース・オン・アース」
「リバティ&ジャスティス」等の作品が翻訳・発売がされた。
さらにいうならあの「ハーレイ・クイン」というキャラを
ブルース・ティムと共に創りだし、バットマンの世界に
浸透させた立役者でもある。


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ゲームに登場するキャラクターは皆、アニメやコミックよりは緻密に、
だが映画版よりはコミックスタイルに近い、
ゲーム独自のアレンジを加えられたデザインになっている。
だがオリジナルのシナリオやアレンジされたキャラクターなどが
プレイする側に違和感をまったく感じさせないのは
デザイン的な巧さと並んでシナリオを担当している
ポールの力が大きいのだと思う。
さらにはバットマン、ジョーカー、ハーレイ・クインの三人に関しては
それぞれ、ケヴィン・コンロイ、マーク・ハミル、アーリン・ソーキンという
アニメ版と同じ声優陣が演技を担当しているのも
プレイヤーをスムーズにゲームにのめり込ませる
一因となっている。


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グラフィックノベル版も数多くのヴィラン(敵役)が登場する作品だったが
このゲーム版にもまた多くのヴィランが登場する。
敵として登場するキラークロックやスケアクロウなどが
微かにグラフィックノベルの名残を感じさせる。
さらにはゲームのシナリオ上、
新たなキャラクターも数名追加されている。
ハーレイ・クインやポイズンアイビーなどの女性陣に
非常においしい役が配されてるのが
いかにもポール・ディニらしい。

毒ガスによる幻覚という設定をうまく使い、
ステージに意外なバリエーションを与えている「スケアクロウ」、
「追われる怖さ」を感じさせる「キラークロック」をはじめ、
ゲームオーバー画面でバットマンの背中を叩きおる「ベイン」、
ゲームオリジナルのナースコスチュームに身を包み
前半あちらこちらに姿を現す「ハーレイ・クイン」、
そのハーレイと入れ違いで後半戦の主要なパートを担当する
もう一人のファムファタール、「ポイズンアイビー」、
そしてかつてない「狂気」をゲーム中にまき散らす
今回の首謀者「ジョーカー」。
姿を見せないながらもバットマンに数々の「謎」を仕掛けてくる
「リドラー」も非常に「らしい」し、
その「謎」に関連して、「凍った独房」や「選挙ポスター」など
その他の数多くのヴィランの「痕跡」を病院施設内で
発見することも出来る。


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一方のプレイヤーの操る「バットマン」は
基本的にはどのような状況にも取り乱す事なく、
冷静に対処するキャラとして描かれているものの、意外な形で
「ブルース・ウェイン」としての素顔を覗かせる場面もある。
操縦は出来ないもののバットモービル、バットウイングといった
ヴィークルも活躍シーンが用意されている。

その協力者として登場するのが元バットガールの「オラクル」。
声のみだけれど、登場場面は多く、
プレイヤーはその的確な指示に感謝せざるを得ない。

もちろんオラクルの父親「ゴードン」も登場する。
「さらわれ役」の代表が美女でなく彼なのが
いかにも「バットマン」らしい。


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バットマンにより捕らえられ
アーカム精神病院に連行されたジョーカーだったが、
それは彼の計画のうちであった。
ハーレイ・クインの協力により解放されたジョーカーは
アーカムの患者やあらかじめ移送させておいた
ブラックゲートの囚人達を解放し、
長年温めてきた「ある計画」を実行するためにアーカムを乗っ取る。
目の前でジョーカーに逃げられたバットマンは
最大の敵を再び捕らえるためにアーカムに探索を始める…。


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というストーリーなのでゲームの舞台となるのは今回は
アーカム精神病院のあるアーカム島のみとなっているが
移動できるエリアは病院としての治療棟以外にも
臨時に設けられた収容所や
植物園さらには地下洞窟や下水道にも広がり、
プレイヤーを飽きさせる事はない。

と、ゲームの一通りの概要はこんな感じ。
実際の内容については長くなりすぎたので
次回に続きます。
posted by JOSH | Comment(2) | TrackBack(0) | BATMAN
この記事へのコメント
今か今かと更新を待ってたらキマシタ!

初のゲームレビュー!
しかもアーカムアサイラムとは!!
自分もかなり気になってたんですよね。
各ゲーム雑誌でもこれは単なる
アメコミ原作のゲームではないと絶賛でしたし。
画像を見てもかなりな出来!
それとJOSHさんの解説が素晴らしい!!
本当にやってみたくなりましたよ!
モンハンも出ることですし
X-BOX360、本気で考えようかな・・・

そんでは!
Posted by TAK-A-SHIT at 2010年02月10日 10:42
>TAK-A-SHITさん
1月はアーカム探索と、
あとエル・ドラドの黄金像探索を少々、
そしてDr.ハウス鑑賞に明け暮れてました。

早くも次回作の発売も決定しているこのゲーム、
非常に気持ちよく「バットマン」になりきって
遊べる良作となっています。
新規ハード購入の際には是非とも
やってみてください。
Posted by JOSH at 2010年02月12日 12:46
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