2009年06月03日

『パニッシャー』になれなかった男

久々にまともな更新を…。
DCユニバースの最新シリーズから
「ヴィジランテ」を紹介。

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DC UNIVERSE CLASSIC SERIES8
VIGILANTE
(MATTEL/2009)



エイドリアン・チェイスは
もともとはニューヨークの地方検事として
ニュー・ティーン・タイタンズと協力して
マフィアと麻薬の問題に取り組んでいたが
マフィアの報復によりアパートを吹き飛ばされ、
妻と2人の子供を失い、
その復讐を果たす為にコスチュームに身を包み、
「ヴィジランテ」として独自の「正義」を
行使するようになったのである。


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ヴィジランテさん自体はコミックでは
細身な体型ですが、今回のフィギュアでは
シリーズおなじみの「いつもの素体」を
使用しているので少しマッチョ気味になっています。
この素体はスタイルもよく、立ち姿も様になるのですが
そろそろ細身な素体が登場してもいいようにも思います。


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頭部とベルト、前腕部分は新規なものになっています。
赤外線ゴーグルはクリアパーツを使用。
ベルトには拳銃を収めるホルスターがあり、
取り外しはできませんが背面にヌンチャクも
造形されています。


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付属している武器は拳銃、ライフル、
サブマシンガンの3つの銃器。
ヴィジランテはマーヴルコミックスの
「パニッシャー」に影響を受けて生み出されたキャラクターで
「自分独自の正義で犯罪者を裁く」タイプのヒーローですが
活動初期ではなるべく敵を殺さないようにしていました。
戦いを続けている中で暴力性を増していきましたが、
犯罪者だと思って打ちのめした相手が
実は冤罪だったという事件の後、エイドリアンは
「ヴィジランテ」としての活動を止めます。


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しかし、エイドリアンの知らない所で、彼の友人が
「ヴィジランテ」を引き継ぎましたが、
2代目となったアラン・ウェレスはエイドリアン自身の手によって、
3代目となったデイブ・ウィンストンは
エイドリアンを救おうとして、その命を失います。
愛する者を守る為にとエイドリアンは再び「ヴィジランテ」の
コスチュームに身を包みますが、その後、敵に敗れた際に
その正体をテレビカメラの前で晒されてしまいます。


こうして行き場を無くしたエイドリアンは「ヴィジランテ」としての
役にのめり込んでいき、より凶暴な
「正義」と「暴力」の狭間において
彼は次第に心を病んでいきます。

そして、最後にエイドリアンが選んだ選択肢、それは…。


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自らの手で自分の人生の終止符を打つ事でした。

この悲劇のヒーローの物語のうち、
アラン・ムーアが原作を書いた17、18話が
日本語版「キリング・ジョーク」(ジャイブ刊)に収録されています。
決して誰も救われること無い物語の結末に
「ヴィジランテ」というキャラクターが如実に現れています。


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以上、悲劇のヒーロー、ヴィジランテさんの紹介でした。

この記事へのコメント
デザインてきにあまりカッコよく思わなかったので、全く欲しいと思いませんでしたが、ストーリーを聞くと全く見る目が変わりますね。。
何だか、カッコよく思えてきました。
丁寧なご紹介ありがとうございます。

ストーリーとても深いですね。そして悲しいです。

2代目となったアラン・ウェレスはエイドリアン自身の手で〜
ということですが、何か理由があったんしょうか?

ん〜欲しくなってきました。

Posted by シンプソン at 2009年06月03日 21:15
DCユニバースは見た目地味でメジャーじゃ無いキャラの方が全体的に作りが良いですよね。
ビルド欲しさにコンプです。

>「いつもの素体」
初期のシリーズの物と比べると実はわずかですか細身になっています。
胸筋などを見比べると幅も狭くなっているので分かりやすいと思います。
Posted by はむ at 2009年06月03日 23:04
>シンプソンさん
2代目になったアランは初代に比べて
凶暴で、犯罪者にも容赦しないタイプで、
エイドリアンはそれを止めようとして
その結果、殺してしまう事になったらしいです。

>はむさん
DCユニバースはキャラクターはマイナーですが
フォーホースメン製作による、素立ちでも様になるスタイルの良さが魅力ですね。
それと素体についての情報はありがとうございました。
Posted by JOSH at 2009年06月07日 23:16
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