
米国では「THE DARK KNIGHT」が今年の1位争いをしていた
「アイアンマン」と「インディアナ・ジョーンズ」のどちらも吹き飛ばしそうな勢いで
驚異的なヒットとなっており、ますます日本での公開への期待が高まっています。
というわけで日本での公開に合わせて
今回からしばらく、実写映画をベースにした
バットマンフィギュアの中でも
一番ベーシックなスタイルなものについて紹介していきます。
まず今回は「ティムバートン版バットマン」のフィギュアです。
BATMAN
BATMAN
(TOYBIZ/1989)


映画をベースにした最初の
バットマンフィギュアを発売したのは
当時まだ設立されて間もなかった
「TOYBIZ(現MARVEL TOYS)」でした。




トイビズ版のバットマンは全身7箇所可動、マントは布製。
付属しているパーツは没デザインのグラップルガンと
バッタラン、そして腹部のベルトからリード線が延びるという
ギミックが内蔵されていました。
しかし、発売されたフィギュアの評判は悪く
このバットマンも2度ほど頭部の改修が行われました。
(画像は入手がしやすい「丸顔」版)
映画バットマンのシリーズ以降、KENNERが発売していた
「SUPER POWERS COLLECTION」の原型を利用したと思われる
「DC COMICS SUPER HEROES」を発売しましたが、
評判は回復せず、最終的にはDC社はTOYBIZからその版権を
引き上げる事となりました。
その後TOYBIZ社がMARVEL COMICSのキャラクターフィギュアを
発売し、その名を上げていくのはご存じの通りです。
THE DARK KNIGHT COLECTION/BATMAN RETURNS
CRIME ATTACK BATMAN
(KENNER/1990/1992)


DC社はTOYBIZ社から版権を引き上げた後
再び、KENNER社と契約を結びます。
そして映画「BATMAN」をベースにした
「THE DARK KNIGHT COLLECTION」を発売します。
TOYBIZ版よりも出来が良かったこのシリーズは
ファンにも受け入れられ、大ヒットしました。
そのため、マイケル・キートンが続投した事もあり、
映画「BATMAN RETURNS」公開時にも
パッケージを変え、同様の商品が再販されました。




画像のバットマンはシリーズの中でも
一番ベーシックなスタイルであり、
バッタランや手錠型のミサイルを発射する
武器が付属しています。可動箇所は5箇所。
これ以外にも付属品とカラーリングで差別化された
様々なバリエーションのバットマンが
発売されましたが、ベースとなるフィギュア自体は
基本的に同造形のものが使われました。
BATMAN RETURNS
FIRE BOLT BATMAN
(KENNER/1993)


映画「BATMAN」と「BATMAN RETURNS」は
マイケル・キートンは続投しましたが
バットスーツのデザインは微妙に変更されました。
しかし、5インチ版の商品展開は基本的に
前作をベースにしたフィギュアの使い回しであり、
ほとんどがそのデザインの違いを再現していませんでした。
そんな中でも、唯一リターンズ版スーツを再現していたのが
「FIRE BOLT BATMAN」でした。
このフィギュアは前シリーズからの使い回しではなく
デラックスとしてブリスターでなくボックスに入れて
発売されました。




バットマンのフィギュアに
リターンズ仕様のアーマーが付いたバックパックを
装備させることができます。
バックパックは電池ボックスになっており、
フィギュアの足を握ると右腕が上がり、
連動してレーザーのライトアップ&サウンド機能が
作動します。
今回はこれまで。
次回はシュマッカー版バットマンの紹介です。